【機械学習】格安でE資格に合格したので取得にかかった費用を公開する【2023】
TIP
- みんなE資格やE資格やいうとるけどそれ取るのに何円かかるん?
WARNING
目次
はじめに
なんとかE資格に合格しました。以下原文ママ。
この度は2023年2月17日(金)~19日(日)開催のJDLA Deep Learning for ENGINEER 2023#1を受験いただき、ありがとうございました。
下記の通り受験結果をお知らせ致します。
■合否結果
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【 合 格 】
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総受験者数 1,112名
合格者数 807名
■分野別の得点率
応用数学:86 %
機械学習:58 %
深層学習:63 %
開発環境:63 %
業務上あるといいかなということで取得したのですが、仕事の合間で勉強するのって結構大変ですね。
本当にギリギリだけど受かったもんは受かったということで。
今回は肝心の勉強法……ではなく、試験を取得するまでに何円かかるねんというお話をしたいと思います。
業務上取得する必要があって悩んでいる人には参考になるかと思います。
ヘッダの画像が合格証ロゴになります。
取得するために必要なこと(ずぶずぶ)
E資格取得を受験するためには、まず日本ディープラーニング協会公認のAI講座を受ける必要があります。
その認定を受けないことには、受験資格すら得られないのです。
しかもこれが結構高い。いや、向こうも仕事なので仕事をし始めたら当たり前と思える金額なのですが、平気で十万を超えてくる。
ぺいぺいの会社員にとっては、かなり大きな出費ザマス。
AI講座の価格競争(ぼろもうけ)
※以下、2023/3/10時点の情報を元にしています。セールなどで変動があるかと思います。
このリストの中から、低コストを売りにしているところは、株式会社 Present Squareの69,300円や株式会社VOSTの78,000円などがあります。他はだいたい十万越えが相場。実績があるところはそれでも人が集まるんでしょうねぇ。
その中でも我こそは「自分で勝手に勉強するから講座とか必要ないんやが」という勇士はおらぬか!
Study AIのrapidチャレンジがそんな感じでした。
月額3300円で段階別のテストさえクリアすれば受験資格が得られるというシンプルなサービス。
月額もそんなにないし、伸びれば伸びるほどお金がかかるのも自分を追い込むのにいい感じ。
去年の6月に入会し、入会金が22000円。
なんだかんだだらだらしちゃって(※1)合格までに10ヶ月。
月額3300円で10ヶ月で33000円。
合計で55000円になります。
「ねぇ、Switch買ってー」
「パパのE資格受験料があれば変えたのにねぇ」
「誰がパパだ! 塔さんと呼びなさい!」
マジか! この受験料!
加えて、E資格の受験料が33000円。
考えられるか?
FGOで33000円課金できる値段だぞ!!
タバコ660箱買える値段だぞ!!
うまい棒でサクラダファミリアが作れる値段だぞ!!
それを支払った瞬間ーー絶対に落ちれない戦いが始まるのだ。
うさぎさんチャレンジ
rapidチャレンジの評価を※1含めて少しだけ話します。
講座合計55000円で合格できたので、現時点間違いなく最安、とは思いますが、値段相応の部分と値段の割に役に立つじゃんお前、って感じ半々でした。
※1、レポートが大量
最後の受験資格取得までに、単元ごとにかなり面倒なレポートがある。あれ? テストだけって聞いてたんだけど……
・応用数学・機械学習・深層学習における実装演習レポートの提出
ときっちり書いてありました。
私の負けだ。
単元ごとにまとめる量はそんなにないのですが、最後のステップの深層学習の部分の単元が多すぎてひぃひぃ言いながらひぃじぃちゃんにレポート書いてもらいました。
それがだらだらと長続きしてしまった理由。
しかし、結果としては、対策の模擬問題なども充実していたので、E資格受験直前まで入っているのも悪くないのかなと思いましたまる。
勉強内容
面倒くさかったレポートとテストですが、まあ理解の手助けにはなった気がしないでもないです。
先述の講座の模擬問題がなかなか良かったので、それは完全に解けるようになるまで何回かやって復習しました。
講座の他にやった本
赤本2冊目まで、3週。青本、2週ってところですね。
ここでいう青本とは、以下の深層学習の本のことを言います。数式ベースですが、結構網羅されてます。しかし一冊目にこれはしんどいんじゃないかなぁ。難しいよこれ。初心者は赤本を先にやったほうが絶対楽しいと思う。こっちは意味あるけどあんまり楽しくないです。
アフィカスです。
購入お願いします。
対して、赤本はZeroからつくるディープラーニング。
1冊目ではディープラーニングの基本が、2冊目では自然言語処理やRNNなどが学習できました。赤本はソースコードベースでかつわかりやすいので大変お世話になりました。
1冊目
2冊目
アフィカスじゃないです。
信じてください。
やったら良かったなと後悔している本
いわゆる黒本と呼ばれるものです。第二版は6050円という天上天下唯我独尊価格。
どうも、アフィのカスの助です。
「ちょっとあなた、6000円ってなによこの本!」
「資格を取るのに必要なんだよ……」
「私は美容院も我慢しているっていうのに!」
そんな声が聞こえてくるとかこないとか。
深夜、部屋にひとりでこの文章書いてるって怖くない?
真面目な話に戻ると、シラバスが変わって、それに対応できていないこともあって買わなかったのですが、少なくともこれまでの傾向は掴めるし、応用数学の分野とかは共通の部分も多いので、修行は積めたかもと思ってます。
ま、もう受かったから知らんけど!
受験的な戦略
恥ずかしげもなく冒頭に書いた通り、2023#1の時点だとE資格には以下の4分類です。
- 応用数学
- 機械学習
- 深層学習
- 開発環境
そのうち、応用数学・機械学習・開発環境で半分になるとかならないとか。
つまり、難しい深層学習より、比較的取りやすい深層学習以外で点数を取ることが戦略なのです!!!
説得力のない点数でごめんなさい・・・
まとめ
合計金額
- うさぎさんチャレンジ受験資格までの料金 55000円
- 受験料 33000円
- 書籍代 11000円ぐらい?
合計 約10万円
得られたもの、失われたもの
- 得られたもの
- 単純な全結合層モデルから強化学習やメタ学習に至るまでの最新かつ広範な範囲のAI知識
- 結局そこまで深くは理解できてない。
- 問題を解くことでちゃんと頭に入ってきた。
- ある程度の実装知識
- いやこれ別に勉強してないわ。
- 実務上ある程度身についていたのであんまり対策してません。
- 知っている人は知ってる資格
- 転職時には役立つことがあるかも。
- ビジネス上もわかるひとにはわかるので役に立つこともあるかも。
- 単純な全結合層モデルから強化学習やメタ学習に至るまでの最新かつ広範な範囲のAI知識
- 失われたもの
- 10万円
- 若さ
いいねぇ、若さっていうやつは。
〆はラーメン
業務上取ってね〜と若干圧をかけられていたので、無事受かってて良かったです。
結論としては、ある程度怠惰な人間でも10万円あれば戦略次第でE資格取れるということでした。