入力効率1.7倍? 指が喋りだす親指シフト入力!

新月一2020-05-20otheroyayubishift

TIP

親指シフトはいいぜって記事。

ここから本題

今回は文章を書くことが多い人向けに親指シフト入力という日本語入力方式について解説し、布教しようという内容です。一緒にこちらの沼に落ちましょう!

入力なんてどうせ慣れた方でする方が楽だろと思ったそこのあなた!(思ってなかったらすみません)

いやいや。それが違うんですよ。親指シフトはただ楽なんじゃない。脳が喜ぶ入力方式なんですよ。

あ、やばいひとだ。近寄らんとこって逃げないで!

本当なんだですよ。合法的に気持ちよくなれるんですよ! 本当なんですよ! 怖くないよ!

1. 親指シフトは省エネ入力

まず、親指シフトとはなんだというところから説明していきます。 親指シフトとはなんやかんやで入力効率がローマ字入力の1.7倍になるという魔法の日本語入力方式です。雑な説明ですね。 ウィキペディアの定義を見てみましょうか。

親指シフト(おやゆびシフト)とは、日本語の「かな」を入力するため、1979年(昭和54年)に、富士通が考案したキー配列規格の一種である。ほぼ同時期に確立したQWERTYローマ字入力や、それ以前から存在したJISかな入力などと同様に、親指シフト規格は「かな漢字変換」のためのかな入力手段(日本語入力)として使用される。
NICOLA(ニコラ)は、日本語入力コンソーシアムが親指シフト規格のうち一部仕様を変更した規格である。
親指シフトキーボード(おやゆびシフトキーボード)は、親指シフト規格またはNICOLA規格に準拠するキーボードのことである。


なんのこっちゃって感じだと思います。私も最初はそう思いました。

要するに、親指でキーを押したまま他のキーを押すと、入力する文字がシフトする入力方式なんですよね。

要せてないか。

左シフトを無変換ボタン、右シフトを変換ボタンに割り当てたとすると、無変換を押しながら左の人差し指のFボタンを押したときは「ゅ」が入力されるんですが、ただ単に左の人差し指のFボタンを押すと「け」と入力されるんです。そして変換ボタンを押しながら、Fボタンを押すと、「げ」が入力される。

まだ、なんのこっちゃ、ですよね。

左手に割り当てられたキーと右シフトを押せば、濁音、半濁音「ぷ」とか「ば」とかが入力される。そしてシフトキーによって一つのボタンに二つの文字を入力できるようにした結果、スタンダードポジションから上に一行、下に一行ずれるだけで、つまりは指の動きを最小で文章を打つことができるできるんです。

なんのこっちゃの人もいるかもしれませんが、要するにローマ字で「sairennzisuirenn」と16文字打たないと「西蓮寺睡蓮」と入力できないのに対し、親指シフトだと、「さいれんじすいれん」の9文字の入力で済むんです。

2倍弱効率が違うことがわかりますね。

この1/2のタイピング数で済むことは、疲れを貯めないことに繋がります。これが第一のおすすめポイントです。

でも、効率的なのは、単に物理的な話だけに止まるわけではありません。

2. 思考の脳内の変換の省略

人は文字をキーボードで打つ時、「けもみみ」なら、「kemomimi」と変換してから実際に入力しています。

これが、ただ入力するだけならあまり影響はないのですが、記事を書いたり、小説を書いたりするときには、脳内で行う変換がかなり邪魔をするのです。

意識しなくても、ブラインドタッチ出来ていたとしてもです。

かくいう自分も小説を書いていて、ブラインドタッチもしていましたが、親指シフトに変えてから、文章を打つことに疲れなくなりましたし、浮かんだ文字がそのまま打てるようになりました。

その影響か、文章を打つ時にはかなり頭がクリアな状態で打てています。

思考のクリア化。無意識の脳内ローマ字変換の省略。これが第二の、というか影響の大きさ的には一番のメリットとなります。

3. 親指シフトをマスターするには?

ここまでは、親指シフトの利点を説明してきましたが、マスターするの、大変そうと思うかもしれません。なので、マスターする手順についても説明していこうと思います。

私の場合は、まず、その道では有名なNICOLA派宣言様のサイトを元に練習を行いました。左手の配列を覚える→右手の配列を覚える→左手シフト押しの配列を覚える→右手シフト押しの配列を覚えるというように個別に訓練していくのが一般的な攻略法だと思います。

覚えると言ったら面倒くさいと思うかもしれませんが、完全に覚えなくても使っているうちに覚えます。見ながらでも例文を練習すれば気づけば覚えていることでしょう。

私もあまり記憶力がいい方ではありませんが、実践しつつ見つつを繰り返したら習得することができました。

このサイトの通りに練習すればマスターできる……とまでは言いませんが、基礎は間違いなくマスター出来ます。

私はここである程度、基礎を身につけてから1ヶ月親指シフトだけで小説を書きまくりました。これが実践に当たる部分ですね。小説でなくともnote記事、ブログ、学校のレポートなんでもいいので親指シフトだけで打ち続けるということをし続ければ、マスターできると思います!

もともと小説は書いていたのですが、入力を効率的にできれば一時入力速度が落ちたとしても、トータルで見たら人生で入力できる文字数ははるかに増えるだろう!――と思い立った次第です。結果、今は文章を書くお仕事をさせていただいております。(2020年現在は退職済み)

この記事は完全趣味ですけどね。

閑話休題。

最初は大変だと思うんですけど、マスターしたら本当に文章を打つのが楽になります。そして「指がしゃべりだす」んです。

親指シフト業界では有名な勝間さんの言葉ですが、本当に「指がしゃべる」んです。挫折しないで続ければ、本当に違う世界が見えますよ。

なんだか宗教チックになってしまいましたがそんな感じ。

4. 親指シフト環境導入について

いや練習の仕方よりさきにやり方教えんかーい!

というツッコミが聞こえるようです。

親指シフトを実現するには、エミュレータが必要になってきます。Macだと有名なものにLacaille(無料)があります。WindowsだとやまぶきR(無料)がおすすめで、Dvorakj(無料)とかもあります。現在私の環境はDovrakJです。環境方法の設定に関してはまたお伝えしようと思います。

iOSだと現時点でアプリのN+NoteかN+Keybordとか。でもこれはあくまでアプリ内で親指シフトが使えるだけで、標準的なキーボードや外付のキーボードで入力することはできません。もし外付けでやるなら、「かえうち」という個人で制作された変換ユニットを使う必要があるのですが、大人気で発売再開してもすぐに売り切れてしまうので、手に入れるのがかなり困難なのです。(2020年現在 かえうち入手しました! iPadでの親指シフト入力に成功! これについても気が向いたら記事書きます)

AndroidはOyaMozcとやらでできるのはできるそうですが、これもあまり快適ではないとの噂です。

現実的にはパソコンでやるのが一番ということですね。パソコンだとエミュレータは無料なので手軽に始められますよ。

最後に大事なことを言うのを忘れていました。

親指シフトでは、シフトキーの役割を与える無変換、変換キーの位置が重要になってきます。もし親指シフトをやるなら、「x」と「c」の中間の下に「無変換」が、「m」と「<」の中間の下に「変換」があるものが打ちやすいキーボードとなります。

これから親指シフトをやろうと思っていて、キーボードを選べる環境にあるなら、そこに気をつけると良いかもです。

5. まとめ

  • 親指シフトはローマ字入力よりも物理的に打つ量が半分(程度)になる。

  • 指をあまり動かさないので疲れない。

  • 脳内での日本語ローマ字変換を省き脳内をクリアに保ったまま文章が書ける。

  • 練習はNICOLA派宣言で基礎→実践訓練

  • 親指シフトを使うためのエミュレータはパソコンで無料のやつがあるよ。

  • キーボードは「x」と「c」の中間の下に「無変換」が、「m」と「<」の中間の下に「変換」があるものが打ちやすいよ。

  • ↑の無変換の位置にスペースがあってもいいよ。

    と、ここまで書いてきて疑問に思う人もいると思います。なんでこの人はこんなに親指シフトを布教しようとするんだろう――と。

私に何か得があるのか? と訊かれると得はあります。別にお金とかそういうものではありません。親指シフト愛好者が増えたら、iPadで打てるようにできるデバイスがもっと開発されるかもしれないし、キーボードや環境がもっと開発されるかもしれない。親指シフトは使っている人が少ないので(ニッチでコアな人気はある)、もっと人口が増えたらなと思います。

何より人を沼にハメるのは楽しいですからね・・・ふふふ・・・一緒にこっちにおいでよ・・・

というわけで、親指シフト試してみてください。何かわからないことがあればTwitterとかで訊いてみてください。分かる内容なら時間があるときに応えれます。

それでは今日はこの辺で。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!