ema
願いを、現実に、結ぶ。
ema は、自分の願いを書いて木札にし、その絵馬に紐づく QR コードを印刷して、机やノートや手帳に貼っておく、ためのアプリです。
願いに向かって何か行動するたびに、その QR をスキャンする。 スキャンの一回一回が「参拝」として数えられて、絵馬ページに自分が行動した回数として積み上がっていきます。
「願う」と「行動する」を、絵馬という一枚の木札で結ぶ。それが ema が狙っているところです。
名前の由来はそのまま「絵馬」。神社で木の札に願いを書いて掛けてくる、あの儀式をブラウザの中に持ってきています。
想定している使い方
- 願いを書いて奉納する
- 発行された QR コードを印刷して、机・ノート・手帳・冷蔵庫など、自分が一日に何度も視界に入る場所に貼る
- その願いに向かって何かを一つ進めるたびに、スマホで QR をスキャンする
- 絵馬ページに参拝回数が積み上がっていくのを、自分で眺める
たとえば「資格に合格する」と書いたなら、参考書を開いた回、過去問を一問解いた回、模試を受けた回ごとにスキャン。 「絵を上達させる」と書いたなら、ペンを握った日ごとにスキャン。
参拝回数は外部の評価ではなく、自分が自分のためにつけているカウンタです。誰も褒めてくれませんが、自分の行動が一回ずつ木札に刻まれていく感触が、続けていくとじわじわ効きます。
思想 — 投稿ではなく「存在」
普通の Web サービスは、書いたものを誰かに見せて、反応をもらって、それを糧にもう一度書くために設計されます。 ema はそこを意図的に外しています。
- 投稿ではなく「存在」 — 願いはタイムラインに流れない。URL を知っている自分の手の中だけにある木札として置かれる
- 編集できない — 一度奉納した願いは触れない。神社の絵馬と同じく、書いた瞬間に手を離れる
- 参拝されないと薄れる — 最終アクセスから一定期間経つと、跡形なく消える。行動しなくなった願いは、自然に消えていく
- アカウントレス、URL/UUID = 所有 — ログインはない。URL を持っている人がその絵馬の主人。失えば取り戻せない
- 儀式インターフェース — SNS でも習慣アプリでもなく、書く・確かめる・奉納する・参拝する、という一連の儀式そのもの
達成日や進捗バー、コーチング機能や通知はありません。 ただ、自分が行動した回数だけが、木札に積み上がっていきます。
行動しなくなった願いは、消える
ema には一つだけ、自分への弱い圧をかける仕組みがあります。
参拝されないまま時間が経った絵馬は、自動的に消えます。 スキャンを忘れて放っておくと、その願いに対応する行動が止まっていた、ということが分かるかたちで残る。やがて木札ごと消えます。
消えた絵馬の URL を踏むと、エラー画面ではなく、ただ一行こう書かれたページが返ります:
いまはもう、ここにはありません。
掛けてあった木札がもう外されている、というその瞬間が、URL を覚えていた人にだけ届くようになっています。
これは自分との約束を、優しくも厳しく可視化する設計です。続けるなら木札は残り続ける。やめたら静かに消える。
編集できない、ということ
ema には編集ボタンも削除ボタンもありません。一度奉納してしまった願いには、もう触れません。
これは機能不足ではなく、神社の絵馬と同じ扱いを意図して入れた制約です。書いた瞬間に手を離れる。後から書き換えたくなったら、それは新しい絵馬として奉納し直すしかありません。
途中で文言を直したくなったら、新しい絵馬を作って QR を貼り替える。 古い絵馬は、参拝されなければそのうち自然に消える。 このサイクルを前提に作ってあります。
作るは厳しく、参るはゆるく
ema には一つだけ非対称な制約があります。
- 作る側(願いを奉納する側) には、短時間で大量に作れないようにレート制限がかかっています。木札を量産する場所ではないので
- 参る側(QR をスキャンする側) には、何の制限もありません。スキャンは何度でも、いつでも、無料で
これは神社の絵馬と同じバランスです。掛ける人は手間をかけて書くけれど、お参りする人はいつでも訪れる。 参拝=行動の記録、なので、参拝側に制限をかけてしまうと「行動したのにカウントできない」という間抜けなことになります。だから上限はゼロです。
誰かと共有することもできる
主用途は自分用ですが、絵馬の URL や QR は普通の Web ページなので、誰かに渡しても構いません。
たとえば家族で同じ目標に向かう絵馬を一枚立てて、家の中の見える場所に QR を貼っておく、というような使い方。 あるいは応援したい相手に絵馬の URL を渡して、見守りに参拝してもらう、というような使い方。
ただし、ema には一覧ページも検索もないので、URL を渡された人だけがその絵馬にたどり着けます。第三者が偶然見つけることはできません。共有は意図的に小さな範囲だけで起きます。
試す
直接ブックマークしてもらって構いません。このページを経由しなくても、ema 本体だけで完結します。